(一財)土木研究センター/開発技術の紹介/ビーチ・マネジメント・システム

 

ビーチ・マネジメント・システム

 

●概要

 ビーチ・マネジメント・システム(以下BMS)は、当センターが1992年にデンマークより導入した新技術です。海岸の景観を損なわずに砂浜の侵食をくい止め、砂浜の増殖を図る工法です。当センターは、茅ヶ崎海岸(神奈川県)と九十九里海岸(千葉県)においてBMS工法の侵食防止効果を検証実験中です。

 

●BMS工法の原理

 波が浜をはい上がるときには砂を運んできますが、自然状態では引き波が砂を運び去ります。このとき、地下水位を強制的に下げれば海水が浸透しやすくなり、引き波のエネルギーが小さくなることによって砂が堆積します。
 BMS工法は、海浜下1〜2mの深さに、地下水位を下げるための集水管を埋め、集めた地下水をポンプで排出するものです。

 

●BMS工法の特徴

 

 


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