(一財)土木研究センター/開発技術の紹介/地下構造物の免震技術

 

 

地下構造物の免震技術が開発された

 「免震」というと、橋梁や建物のような地上の構造物を対象とした技術でしたが、建設省土木研究所、(一財)土木研究センターならびに民間17社の官民共同研究により、免震技術を地下構造物に応用する世界でも初めての技術の開発に成功しました。官民共同研究では、この技術に用いる免震材、設計法、施工法について様々な技術的検討がなされ、その成果は、ユーザーの方々に広く利用していただくように、「地下構造物の免震設計マニュアル(案)」としてまとめられました。
 当センターでは、この免震技術の普及を図る目的で、「地下構造物の免震技術普及委員会」を設置しました。本委員会は、建設省をはじめとする国の機関、地方公共団体、公団等の実プロジェクトへこの技術を適用するために、その推進活動を行っています。これまでに、試験フィールド制度の活用のもとに、建設省中部地方建設局名古屋国道工事事務所管内の中川共同溝工事において、この免震技術が適用され、その信頼性が実証されています。
 本免震技術に関する詳細等につきましては、お気軽に本委員会にご相談ください。

 

免震効果および施工性の検証

 地下免震の効果は、振動台実験により検証されています。また、建設省中部地方建設局名古屋国道工事事務所の「平成9年度1号中川共同溝工事」において試験フィールドとして実施され、地下免震の施工性が実証されました。

 

 

適用箇所

 

 

 


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