平成16年度上期における「なぎさ総研」の研究成果

 

 今期も「なぎさ総研」では積極的な研究活動を進めるとともに、各地の現場を歩き回り、多くの人々と議論を進めてきました。また、多くの問題について技術レポートを作成し、少しでも現場の方々のお役に立つよう努力してきました。
 この中で、2004年4月から9月末までに次の研究発表を行いました。いずれも多くの人々との共同の成果としてまとめられています。個々の論文の詳細は省略いたしますが、これらが何らかの形で皆様のご参考になれば幸いです。

 

〔海洋開発論文集〕

1)

中島明日香・堀田健治・宇多高明・熊田貴之・古池 鋼(2004): 人工海浜の護岸周辺におけるヤドカリ生息条件,海洋開発論文集,第20巻,pp.401-406.

2)

宇多高明・野志保仁・熊田貴之(2004): のり先が波に晒されて危険となった緩傾斜護岸の改善策,海洋開発論文集,第20巻,pp.473-478.

3)

木村久絵・星上幸良・小林昭男・宇多高明・三浦正寛・野志保仁(2004): 保安林造成が海岸侵食に及ぼす影響−千葉県九十九里海岸の例−,海洋開発論文集,第20巻,pp.521-526.

4)

宇多高明・佐藤 勝・清田雄司・渡辺宗介・芹沢真澄・古池 鋼(2004): 相模川河口砂州と河口テラスの変形機構,海洋開発論文集,第20巻,pp.527-532.

5)

宇多高明・熊田貴之・芹沢真澄・星上幸良・三波俊郎・小林昭男(2004): 侵食域の前浜上における砂鉄層形成のメカニズム,海洋開発論文集,第20巻,pp.539-544.

6)

宇多高明・三浦正寛・芹沢真澄・三波俊郎・熊田貴之(2004): 三浦半島西岸に位置する秋谷海岸の侵食機構,海洋開発論文集,第20巻,pp.545-550.

7)

宇多高明・小林昭男・酒井和也・熊田貴之・柴崎 誠・芹沢真澄(2004): 検見川浜に見る緩傾斜護岸の建設による砂浜の喪失,海洋開発論文集,第20巻,pp.551-555.

8)

宇多高明・大須賀 豊・大中 晋・芹沢真澄・古池 鋼(2004): バリ島西部ペンガンベンガン漁港の建設とそれに起因する下手海岸の侵食,海洋開発論文集,第20巻,pp.557-562.

9)

宇多高明・菊池昭男・三波俊郎・芹沢真澄・古池 鋼(2004): 沖縄県中城湾に位置する泡瀬干潟におけるサンゴ洲島の形成・変形特性,海洋開発論文集,第20巻,pp.1013-1018.

10)

三波俊郎・宇多高明・遠藤秀文・芹沢真澄・古池 鋼(2004): 衛星データを利用したメコンデルタの地形特性の判読,海洋開発論文集,第20巻,pp.1085-1089.

 

〔諸論文〕

1)

宇多高明(2004): 日本の砂浜はなぜ消えてきたのか, 土木施工, 45-7, pp.2-8.

2)

宇多高明(2004): 漁港・港湾・河川の基準における浚渫の取り扱いと海岸侵食, 河川レビュー, Vol. 33, No.127, pp.18-23.

3)

宇多高明(2004): 中学校 地図・地理のしおり, 2004年9月号, 帝国書院, p.18.

 

〔著作〕

宇多高明(2004):「海岸侵食の実態と解決策」, 山海堂, p.304.


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