令和4年度下期における「なぎさ総研」の研究成果
   

 令和4年度下期にはコロナ前とほぼ同じ生活パターンが戻ってきました.この間,筆者は幸いにもコロナに感染することなく,今まで通り仕事を進めてきました.2022年10月から2023年3月までの下半期には,次の26件の論文を出しました.海岸工学が12件,海洋開発が13件,雑誌海岸が1件です.なお,前回までにお知らせしたように,「Beaches in Okinawa and Recent Changes, Second Edition」の第二版を令和3年度上期に出版し,土木研究センターより定価8,000円(消費税別)で配布しています.また,下半期にはJICAの海岸案件にも積極的に関わり,10月にはMaldivesのMale島の海岸調査を行いました.さらに11月27日〜12月16日にはJICAによる島嶼国海岸保全研修のため諸外国の若いengineerを迎えて沖縄に滞在し,連日講義とdiscussionを行いました.

 

[海洋工学]

1)

宇多高明, 内藤慎也, 住田哲章, 五十嵐竜行, 芹沢真澄:清水海岸における集中的盛り土養浜の効果検討,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol.78,No.2,pp.I_427-I_432,2022.

2)

横田拓也, 小林昭男, 宇多高明, 野志保仁:人工リーフ設置に伴う海浜変形とそれによる飛砂助長の予測,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol.78,No.2,pp.I_457-I_462,2022.

3)

高橋紘一朗, 宇多高明, 小林昭男, 星上幸良, 野志保仁:海浜変形に追随した海浜植生帯の変化予測モデル,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol.78,No.2,pp.I_463-I_468,2022.

4)

宇多高明, 小嶋崇央, 大木康弘, 村田昌樹:茨城県北部(大津漁港〜高戸鼻)の海浜変形予測,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol.78,No.2,pp.I_481-I_486,2022.

5)

内藤慎也, 住田哲章, 宇多高明, 三波俊郎:清水海岸での新型突堤の建設と集中的盛り土養浜の効果と課題,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol.78,No.2,pp.I_487-I_492,2022.

6)

宇多高明, 居波智也, 櫻田哲生, 五十嵐竜行:沼川第二放水路の3号水路への堆砂防止法に関する水理模型実験,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol.78,No.2,pp.I_493-I_498,2022.

7)

石川仁憲, 宇多高明, 田村貴久, 中野 優, 長谷川準三, 芹沢真澄:波による養浜盛り土の流出機構を考慮したBGモデルの茅ヶ崎海岸への適用,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol.78,No.2,pp.I_517-I_522,2022.

8)

宇多高明, 星上幸良, 和知久仁彦, 大木康弘, 押見青幹:阿字ヶ浦海岸でのサンドリサイクル後の海浜地形変化の追跡調査,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol.78,No.2,pp.I_529-I_534,2022.

9)

宇多高明, 内藤慎也, 岩辺路由, 大石昌仙, 竹内由衣, 石橋さくら:マリンパーク御前崎からのサンドリサイクルと白羽地区の海岸保全,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol.78,No.2,pp.I_541-I_546,2022.

10)

宇多高明, 大中 晋, 三波俊郎, 市川真吾, 森 智弘:洲島の海岸保全上の留意点 -MaldivesのMaabaidhoo島の例-,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol.78,No.2,pp.I_1081-I_1086,2022.

11)

宇多高明, 大中 晋, 三波俊郎, 市川真吾, 森 智弘:サンゴ洲島の改変とそれに伴う地形変化 -MaldivesのMaamendhoo島の例-,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol.78,No.2,pp.I_1087-I_1092,2022.

12)

大中 晋, 宇多高明, 三波俊郎, 市川真吾, 森 智弘, 大谷靖郎:Bali島南部Nusa Dua海岸の地形変化解析,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol.78,No.2,pp.I_1093-I_1098,2022.
 

[海洋開発]

1)

宇多高明, 藤城信幸, 伊達文美:鋭角状に曲がった海岸線を有する伊良湖岬における漂砂量の変遷,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.78,No.2,pp.I_49-I_54,2022.

2)

宇多高明, 中田祐希, 大中 晋, 森 智弘, 古池 鋼:PhilippineのPanai島南部沿岸におけるHigh-angle wave instabilityによる海浜変形,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.78,No.2,pp.I_55-I_60,2022.

3)

宇多高明, 野志保仁, 高橋紘一朗, 中田祐希, 伊達文美:宮古島の与那覇前浜ビーチの侵食実態,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.78,No.2,pp.I_67-I_72,2022.

4)

宇多高明, 大中 晋, 市川真吾, 森 智弘:河川流出土砂の連続的移動の阻止による侵食と漂砂下流端での砂嘴の発達 -PhilippineのAklan川の例-,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.78,No.2,pp.I_73-I_78,2022.

5)

宇多高明, 大久保克紀, 三波俊郎, 大木康弘:日立港〜磯崎漁港間における1964年以降半世紀にわたる海岸線の変遷,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.78,No.2,pp.I_85-I_90,2022.

6)

宇多高明, 星上幸良, 和知久仁彦, 大木康弘, 押見青幹:阿字ヶ浦でのサンドリサイクルに伴う盛り土養浜の変形実態,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.78,No.2,pp.I_91-I_96,2022.

7)

宇多高明, 内藤慎也, 八木裕子:遠州灘に面した菊川河口周辺での砂丘発達と飛砂量の算定,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.78,No.2,pp.I_193-I_198,2022.

8)

宇多高明, 佐々木常光, 大谷靖郎, 三波俊郎:深海への土砂流出による西湘海岸の侵食,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.78,No.2,pp.I_205-I_210,2022.

9)

宇多高明:沖縄大宜味海岸で観察された卓越波向の変化に起因する著しい地形変化,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.78,No.2,pp.I_211-I_216,2022.

10)

野志保仁, 宇多高明, 高橋紘一朗, 中田祐希:2021年の海底火山噴火により発生した軽石の漂着調査-屋我地漁港周辺でのUAV調査-,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.78,No.2,pp.I_721-I_726,2022.

11)

高橋紘一朗, 宇多高明, 野志保仁, 中田祐希:沖縄大宜味海岸南部の突堤群周辺における軽石漂着の実態,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.78,No.2,pp.I_727-I_732,2022.

12)

中田祐希, 宇多高明, 高橋紘一朗, 野志保仁:離岸堤周辺での軽石漂着の現地調査 -沖縄大宜味海岸の例-,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.78,No.2,pp.I_733-I_738,2022.

13)

三田周平, 野志保仁, 宇多高明, 星上幸良:UAVの活用による海岸ゴミの漂着調査-大洗南の大貫海岸での観測例,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol.78,No.2,pp.I_739-I_744,2022.
 

[雑誌海岸]

1)

宇多高明:沖縄の大宜味海岸を通る国道58号線への越波対策, 海岸, Vol.59, pp.53-56, 2022.



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